2021年もお世話になりました…!

来年はどんな年にしようか…と、呑気に構えていた2019年末。
年が明けて2020年の1月、何の前触れもなく訪れた新型コロナウィルス感染症の流行。
ひと昔前のSARSのように「いつの間にか流行もおさまるでしょう」と楽観視していた人も多かったのではないでしょうか。

ところが、今の状況になったわけです。
出入国管理も厳しく制限されたことで、国境を越えることが非常に困難となり、技能実習生を雇用する企業や監理団体、日本語学校にも大きな影響を与え、いまもそれが続いております。

2021年末現在、オミクロン株という新たなタイプのウィルスが出現、ワクチン接種の効果もデータが少ないことから日本政府は再び出入国管理を厳格化(外国人の入国を原則ストップ)しました。
ワクチン開発、経口薬の承認が進み「(クスリを)飲めば治る」ようになれば、また元の状況に戻るのでしょうが、ウィルスの性質が変われば、また同じような状況にならないとも限りません。

「耐えながら外国人が来てくれるのを待つ」という会社もあれば、スポーツの世界ではありませんが「助っ人に頼らないでも成果を出す」方向に舵を切る先もあるかもしれません。
機械化、自動化、無人化もそのひとつですが、一朝一夕には出来ませんから、外国人であれ日本人であれ「人に頼る」のは、しばらく続くでしょう。

限られた労働力を企業間で取り合いとなり、人を確保できない会社は生産性が低下、スケールメリットも出せないことから収益性も低迷する…ということがあるかもしれません。

人を確保するため重要なのは何も「好待遇」だけではありません(もちろん、給料は当たり前に払うのが大前提ですよ)。
前にも書きましたが、日本の会社には良くないところが多すぎます。
「〇〇のため、休ませて下さい、よろしくお願いいたします」
などと大きく記載する書式を提出しなければ有給休暇が取れなかったり(これは会社で使う書式を作るメーカーにも大きな責任があると思いますが)、出社する時にタイムカードを押すのは着替えが終わってから、退社する時にタイムカードを押すのは着替える前など…

「昔からの慣習」で「些細なこと」かもしれませんが、こんな小さな箇所を丁寧に改善していくことが、良い職場環境をつくるベースとなります。
働く人達が自身の職場環境が良いと感じれば、職場に活気がうまれ、生産性向上への後押しになります。

新たな外国人労働者を迎える準備期間として取り組まれてはいかがでしょうか。

今年一年もお世話になりました。
2022年もよろしくお願い申し上げます。

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