セミナー

宮城県山岳連盟からのお誘いでセミナーに参加して参りました。

わが宮城県では各種目のチームががんばって国体総合順位トップ10を目標にしております。

私が数年前から国体チームの監督として所属しているのが、最近、五輪競技の追加種目となった「スポーツ・クライミング」。

これまで「知る人ぞ知る」といったマニアックな競技だったのですが、上部団体の日本山岳協会も、日本山岳・スポーツクライミング協会に名称変更したり、テレビ番組で取り上げられる機会も増えて参りました。

 

セミナーの話に戻りますと、講師は脳神経外科の権威、林成之先生。

著書も多数、スポーツの一流選手にも指導する方で、ビジネスマン向けの本も書いていらっしゃいます。

講演の中でピンときたのが「嫌いな人(こと)を好きになる」ということ。

これは先生の著書にも書いてある「相手の違いを認める」「意見の違う相手を真っ向から否定しない」ということにも繋がっていると思います。

競争世界、特に厳しいビジネスの世界を泳がなければならない我々は、他者との違い(差別化というやつですね)をはかるあまり、知らず知らずのうちに、自分とは違う他者を否定したり、レッテルを貼ったりします。

でも、人の物を盗んだり、他人の命や財産を奪わない限り、正義や事実は立場によってそれぞれです(ある国では「借りるよ」と一声かければ、他人の物を持っていっても構わない、という風習すらあります)。

自分とは違う意見や違う立場の人たちを否定せず、お互い認め合えば、たとえそれがライバルや商売敵であっても、憎しみ合う必要はないのではないか、と思います。大人になると、仕事やら何やらで他人とぶつかり合うことも多いのですが、相手方もまた、真剣な姿勢でのぞんでいて、それが行き過ぎているため、そう見えるだけなのかもしれません。

いろいろと気付かされた講演でした。

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